■ はじめに
米国には教会形成に関するセミナーは五万とあります。にもかかわらず、私が、この学びに注目し、この学びを続けて来たのは、やはり、この塾の二人の米国人講師が、謙遜に日本での教会形成について、自分たちの理論の枠を超えて共に考え続けてきてくれたためなのでしょう。今や私たちはチームで活動していますが、このセミナーでは、学びに参加する一人一人が、それぞれの置かれている状況に合わせて教会形成を考え抜くように、共に知恵を絞ってまいります。この学びを通して、どんな状況においても牧会そのものが喜びとなり、楽しみとなることを願っています。
■ 牧会喜塾の目標
牧会は長い道のりです。また、それは人に話しても決して理解してはもらえない多くの苦労を伴う働きですが、主にあって喜ばしく、やりがいのある働きであることも事実です。つまり、日本の宣教の難しさの中にあって、主に委ねられた働きを完成するために必要なのは、パウロがテモテに進めたように「慎みと愛の霊をもって」忍耐深く取り組むのみならず、知恵を働かせ、アイディアを閃かせることでしょう。まだまだやれることはある、そんな手がかりを、ゼロ開拓や小規模教会の牧会経験を持つ、講師のゲイリー・ハリソン師、レイ・スワトコフスキー師、福井誠師と共に考え抜いていきます。これはいわゆる教会成長セミナーでも、教職を労り励ますだけのセミナーでもありません。